●またもや大貫さんに。
なんと今朝! 銀座線外苑前の駅で
赤坂見附方面行きの最後尾に乗ろうとしたら
プシュー、とドアがあいて出てらしたのが
大貫妙子さんだった!
土曜日に青山でばったり大貫妙子さんにお会いした、
という話を書いたばかりだし
先週はトークライブで御一緒したし
あーびっくりした‥‥。
こういうことってあるもんなんですね。
なにかが間違うとこういうのを運命と思って
恋に落ちちゃったりするんでしょうね。
そ、そ、それはないと思うけど!
ま、ともかく、このごろ朝飯食いすぎ。
●筍を炊く。
どこの山か知らないが
親(アキラさんと、かほるさん)が
春になると山からタケノコを採ってきて送ってくれる。
実家は繁華街にあるので
そうとう遠くに行くんじゃないでしょうか。
で、灰汁抜きをしたのがクール便で届くので
昆布とかつおぶしで丁寧に出汁をひいて
日本酒としょうゆであっさり味をつけて炊く。
うまいです。
これを食べるとほんとに春だなあと思う。
そんなふうにして静岡で過ごした春より
離れて過ごした春のほうが、多くなってしまった。
●ムーンライダーズ
あわわわわわ。家のG4ノートブックが
超調子悪い。電源入れると再起動要求。
一晩おいたら立ち上がったのでそのまま終了せずに
スリープにしたままだましだまし使っております。
昨日はムーンライダーズのライブ。
3バンドでるトリだというので
ぎ〜りぎりその時間にすべりこみ、
いちばんうしろで拝聴しました。
ぼくはこのバンドのことが好きすぎて
まともに文章にできないんですよ。
でもね、うひひひひ、楽しかった。
それはそれとして終演後、
下北沢でごはん+飲みということになって
10人で店探しの旅。すると、
ソニーの望月さん(母校の先輩)から
かねてより聞いていた「しずおか屋」発見。
静岡おでんの店です。ここにあったのか。
しかし閉店まで30分ってことであきらめて
「鳥良」になる。
いっぱい食べて帰宅。
しずおか屋はこんど行きましょう!
プチ風邪気味で土曜は夕方まで惰眠。
むっくり起きて英語教室に行ったら
前のコマが鈴木さん(兄)でした。
ぼくは鈴木さんから盗‥‥じゃない
いただいたシャツを着ていた。
妙な邂逅でした。
ルイス先生と鈴木さんが
次の授業はいつにするかを
英語で話しているあいだ、
北海道チーズ蒸しパンと牛乳を
むしゃむしゃ食べていたら、
「strange situation」と言われた。
そりゃそうだな。
鈴木さんは英語が
むちゃくちゃうまくなってた!
びっくり!!!
もともとお上手なんだけれども。
あす勘三郎襲名披露に行くので
ツルミさんから聞いた『さらば勘三郎』を
外苑前のリブロで買って帰宅。
これから読みます。
●勘三郎襲名披露。
ニューオータニの「サツキ」で
スーパーショートケーキを食べてから
四月大歌舞伎夜の部「新しい勘三郎」、
毛抜/襲名披露口上/籠釣瓶花街酔醒
(かごつるべさとのえいざめ)、のべ5時間たっぷり、
15列目真ん中で見てきました。
毛抜は好きな古典。
以前、って、もう17年も前なんだけど‥‥幸四郎で見てて、
今回は病気から復帰した團十郎。
怪奇現象と政治的陰謀を解くミステリー仕立ての話。
お色気シーン(といってもただのセクハラ、
しかも男色ですけど)なんかもあって楽しい。
口上は豪華でしたよ、
えーっと(パンフを写す)
富十郎、又五郎、魁春、時蔵、秀太郎、
仁左衛門、芝翫、勘三郎、勘太郎、七之助、
玉三郎、彦三郎、海老蔵、段四郎、
左團次、團十郎。
それぞれ何を言ってもいいらしいんだけど、
ほとんどの人が「先代勘三郎のおじさんとは
小さい頃からよくしていただき」とか
「父の代からお世話になって参りました」など
血縁を強調するなか、玉三郎だけは
「私のようなものがここに並ばせていただくだけでも」
と、控えめにしていたのが印象的‥‥。
あと、舞台美術が金子國義だっていうんだけど、
‥‥どこが?!?! むーん。らしくなくて、
つまんなかったな。期待したぶん。
横尾さんにやってもらえばよかったのに!
籠釣瓶花街酔醒は、世話ものでよかった。
(武家物とかちょい苦手で。)
玉三郎の花魁八ツ橋、ものすごかった。
最初の登場シーンで、勘三郎の次郎左衛門が
一瞬で恋に落ちてしまうシーン。
つまり、一瞬で恋に落ちてしまうだけの
その「一瞬」がなくてはならないんだけど、
それを「笑み」ひとつで玉三郎はやってのけてしまうのだ!
その「笑み」に客席のほとんどが思わず身を乗り出して
「ぅおおおおおおっ‥‥」と言ってしまった。
あと、最後に殺されて、倒れるとき、
仰向けに、ブリッジしながら倒れるんですよ。
これも美しすぎました。
でも隣の隣にいた見知らぬおばさん、お願いだから
「あおむけよ! あおむけよっ?!」
と、ささやくのはやめてください!
そしてもちろん、勘三郎さんの一瞬一瞬は
ほんとうにすごい。その、恋に落ちるシーンも、
裏切られて心を潰されていくシーンも、
殺しを企てるシーンも、すべて、すごかった。
ドキュメンタリーを見ているようだった。
ところで会場でデヴィッド・ルヴォーさんを見かけました。
ああびっくりした。
そして弁当は、向かいの「木挽町辨松」の赤飯弁当にしました。
おやつは、ゆべし。
堪能いたしました!
あ、それはそうと「スーパーショートケーキ」は
実家でつくるショートケーキと
まったく同じ味がしました。
なので1000円以上払うのが
なんかもったいなくなるくらい。
でも東京でこの味食べたの初めてかも。
ていうか、アキラさんとかほるさん、
ケーキ上手だったんだ! と驚く。
ああいうケーキ古いのかなあと思ってた。
すごくうまかったです。