取材を通じてお世話になった
音楽家M氏のコンサートに招待していただいた。
九段下の駅から2番出口を出ると緑の匂い。
久しぶりの大きなコンサートということで
お客さんも沸いている感じが、すでにある。
誰もが楽しみにしている感じは
舞浜駅からあのでかい遊園地の
ゲートに向かうのに、よく似ていた。
ぼくはこれまでほとんど(というかまったく)
この人の音楽を聴いてこなかったのだけれど
好きな音楽家のアレンジを担当していたり
友人たちにこの人の音楽を好きな人が多く
なんとなくは耳にしていた──ながら、
9割が知らない曲。
それでも、徹底してお客さんにサービスする姿勢と
過剰なくらいの一生懸命さで
最後まで楽しく見ることができた。
会場にいたのは9割が「女の子」じゃなかっただろうか。
性別はともかく。
「世界にひとつだけの花」は、
キレイな男の子5人組が歌うよりも
つくった本人が一生懸命歌っているほうが
百倍くらい「届く」と思いました。
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