きのうの合計歩数は2万7000歩超え。
すっかり疲れたので、きょうはのんびりすることにする。
日曜日だし。
朝ごはんらしい朝ごはんをつくり、
デザートっぽいものもつくる。
で、しばらくのんびりしていたんだけど、
なんとなく、近所のマレでもぶらぶらしてみるか、
あのあたりは日曜日でも開いているし、と、
散歩に出かける。
マレは歩道が狭く歩きにくいのだけれど、
独特のにぎやかさは嫌いじゃない。
MUJIやUNIQLOなんかもあって、
それぞれそれなりににぎわっている。
MIZNONという好きなピタパンサンドの店があって、
買おうかな‥‥と行ってみたら、長蛇の列。
けっこう寒くて、ときどき、ぽつりぽつりと雨が落ちてくるので
(すぐ止んじゃうから大丈夫なんだけど)
並ぶのは諦める。
マレにはミレ・エ・ベルトーという、
ほんとうにセンスのいいおじさんふたりがやっている
きれいなブティックがあったのだけれど、
検索してみたら閉店していた。
オーデコロンがとてもいい香りで好きだったのにな。
ふたりはどこに行ったんだろう。
もう引退しちゃったのかな。
日曜も開店している
BHV(べー・アッシュ・ヴェー)に行くことにする。
東急ハンズとLOFTを足したような、
とこれまでは言っていたんだけれど、
おしゃれ風味が加わって、やや伊勢丹的というか、
ボンマルシェ的になってきている。
キッチン用品や家電の多さは特筆すべきものがあり、
また地下のDIYの品揃えもたいへんなもので、
見ているだけでたのしい。
ボンマルシェでは減っていた書籍も
ここはきっちりと扱っている。
ぼくは料理本しか見ないのだけれど、
来るたびに「流行」を感じてワクワクする。
そう、料理本の編集にも流行があるのだ。
いまはどうやら、イラストレーションを多用し、
ページごとにデザインされた、
雑誌の集大成のような本が人気みたい。
そんな3冊を購入。
しかしこれが重い。でかいうえに厚いので、
リュックにつめこんで、ぱんぱんになりました。
それを背負って歩いて帰宅、
スパゲッティをつくることにする。
正統派のペペロンチーノを、と思ったんだけど、
きのこもあるしパンチェッタもあるので、
こんなふうになりました。
熱で透明になったパンチェッタの脂が、もう。
あとからチーズ(ペコリーノロマーノ)もかけちゃった。
これが大傑作で、おれ天才? と思うほどの味。
天才じゃなくて偶然ですけれど。
そのあとは昼寝。
けっこうぐっすり眠って起きたら、
腹が減っていたので、
おととい買って、そろそろ怪しくなってきた
「bavette d’aloyau」を焼くことにする。
考えてみたらパリに来て肉を焼いてない!
にんにくを数片、オリーブオイルに香りをうつし、
こんがり色づいてきたところでバターを投入。
そこに常温にもどして軽く塩、こしょうをした
バヴェットを入れ、
全体がきつね色になるまで、こんがり焼く。
アロゼをしつつがんばってみたが、
なかなか「火が通りましたぜ」な感じにならない。
中がやわらかい。
そうとう頑丈なんだと思う。
ホイルにつつんでおいとくか、とも思ったが、
それでは火が入らない気がしたので、
オーブンにぶっこんでしばらくあたためる。
そうして中まで火を通しているあいだに、
残った肉汁に赤ワインを入れて
ちょいと塩を加え、なべ底をこそいでソースをつくる。
マダガスカル産の原種の黒胡椒を、粒のまま入れる。
ああ、いい香りだ。
肉を出して繊維を裁ちきるようにスライス。
早かったので肉汁が出てしまい、
それをソースに戻す。
皿に盛って、ソースをかけて、
シブレット(細葱)を刻んでかけてできあがり。
出てしまった肉汁だが、
肉がさめるにしたがってソースを吸い込んだので、
前半より後半のほうがおいしかったです。
つけあわせは青菜のサラダと、
塩ゆでしておいたホワイトアスパラガス。
食後、デザートがわりにチーズ。
そう、買っておいたあのおいしそうな
「Alléosse」のチーズ!
これがですね、ぜんぶ、うまかった。
シェーブルばかり、なかにはバノン(栗の葉で包んだもの)もあって、
しょっぱさが控えめだからいくらでも食べられそう。
帰路買っておいたPAIN DE SUCREのバゲットもおいしくて、
これがデザートなのかどうか悩むところだが、
ま、いっか。
ひとりしたたかに酔っ払ったので
シャワーを浴びて就寝しました。
明日はたぶんひきこもり。