先日のこと、「いとこ会」をした。
といっても東京の従妹Kと会ってゴハンを食べただけなんだけど、
おたがいの母親が姉妹で仲が良く、
ぼくらも一人っ子同士ということで、
兄妹というほどではないにせよ、仲がいい。
しかし四十代半ばと三十代半ば、
業種もずいぶん違うし、同じ東京にいるとはいえ、
ふだんなかなか顔を合わせる機会がない。
たまにはなんか食べよう! じゃあ辛いもの!
ということ四川料理。
辛くておいしかったです。
▲おそいけど誕生日おめでとう! と、もらう。うれしい。
そこで発覚したのだが、驚くのは、
母方のいとこたちが、
だれひとりとして結婚していないということだ。
町田のA&N姉弟も、南青山から川崎に移ったMも、
九州のNもだそうだ。もちろんぼくも、同席の従妹Kも。
驚きつつ、じつはべつにいいじゃんか、と思っとります。
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金曜、前職の先輩諸氏と会う。
仲間が機会をつくってくれた。
久しぶりにお目にかかる顔顔顔でありましたが、
先輩後輩というのは一生変化がないらしく、
しばし後輩気分をMっぽく満喫。
●
ワハハ本舗を観た翌日は
大人計画の楽日へ。
毎度のことながら、大人計画の舞台は、
ひじょうにかなしい。つらい。
のみこまれてはぜったいにいけない
どす黒い汚れた沼のような、
そんな世界が眼前にひろがる。
やりきれない。救いもない。情け容赦がない。
暴力と死のにおいが濃密に立ちこめている。
ギャグは満載で、おもしろいのに、心から笑わせてはもらえない。
そして上手い。
役者も達者で華があり、
脚本も演出もほんとうにすばらしい。
展開に予想がつかないし、
なまじ簡単に感動させるようなことはせず、
観客を平気でほったらかすような乱暴なところもある。
最後の最後までそうだ。
だからついつい引き込まれちゃう。
結果、どっぷりとその世界にひたりすぎて、
ひじょうに重たい気分で劇場を出ることになる。
もう二度と観るまいと思うのだが
新作公演があると
ついついチケットに応募してしまうのだなあ。
(そして、当選したりするのだ。)
結局観ては「噫(ああ)‥‥」と
深いため息をもらしつつ暗澹たる気分で
うつうつと歩いて帰るのである。
毎度、そう。
そんな芝居なかなかない。
終演後、前にいた女性ふたりが
「ひさしぶりになんも考えず爆笑したねー!」
と言っていたのを聞いて同行の友人Kと驚愕する。
あのおそろしい話、そういうふうに観れちゃうの?!
わっかんねえなあ‥‥
なんかうまいものでも食べないとやりきれない、
おごるからメシ行こうよと、
友人Kのありがたい誘いで夕飯を外食することに。
スパゲッティ食べますかね。
するとなぜか共通の友人Jから電話が。
なんだなんだと思ったら、「メシ食おうよ」と。
なんだキミもか。じゃあ合流しようということになる。
このJは、めったに電話なんかくれないのだが、
Kといっしょにいるときに、なぜか連絡がある。
そしてJとKが会うのはなんと2年ぶりだという。
ぼくはそれぞれに時々会っている。
不思議といえば不思議。
触媒になっているのだろうか。
3人でスパゲッティ。
飲んで食べて、来し方行く末から、
じつにどうでもいいような話題もふくめ、
たっぷりしゃべってたらずいぶん気が晴れました。
じつはこの日は早朝からともだちに会って
朝ごはんを食べながらたっぷり話をした日。
いろいろ大事なことが見えてくるような、
よく喋った日曜日でした。
▲いつつくったんだっけな。仕上げたコンフィ。
焼き目はきれいだけど、なんとなく不満。ビストロ風にしようとして、
選んだ皿がステキ感を演出しすぎなのかもしんない。ガーリー?
▲とある朝の納豆スパゲッティ。めかぶ入り。
▲絞り込んでみたら手ブレ! しっぱいしっぱい。味は成功の豚肉巻き。